アスベスト基礎知識
アスベストとは

石綿(アスベスト)は、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で「いしわた」とも呼ばれています。耐熱性・耐薬品性・電気絶縁など優れた特性があったので、古くから保温材や石綿板など建材を中心に広く使用されていました。
しかし、現在ではアスベストの繊維は、肺線維症(じん肺)、悪性中皮腫、肺がんを起こす可能性があることが証明され、「静かな時限爆弾」とまで言われています。
アスベストの種類
アスベストは単一の鉱物ではなく、6種類のアスベストが知られています。一番たくさん使われてきたのが白石綿(クリソタイル)です。白石綿は温石綿とも呼ばれます。その名のとおり白いアスベストで、非常に柔らかく、顕微鏡で見るとカールしています。蛇紋岩の中にできるので、蛇紋石系アスベストと呼ばれています。
角閃石系アスベストは、角閃石の中にできます。5種類ありますが、工業的に使われてきたのは、青石綿(クロシドライト)と茶石綿(アモサイト)です。
それぞれ、青色、あるいは茶色のアスベストです。角閃石系のものは顕微鏡で見ると、直線状の繊維です。蛇紋石系よりも角閃石系のほうが発がん性が強いと言われています。
アスベストの使用状況

すでにヨーロッパ8ヵ国では使用が禁止され、米国、イギリス、フランス、オーストラリアなどでは使用量が激減しています。日本では1995年4月から、青石綿と茶石綿の使用は禁止されました。しかし白石綿はいまだに大量に使われています。地下に眠っていたアスベストを掘り出し、世界中で使ってきたために、米国やヨーロッパ諸国ではすでに膨大な被害者が出ています。遅れて使い始めた日本でも、いまや、「静かな時限爆弾」の爆発予定時刻が、刻一刻と近づいているのです。
アスベスト問題は深刻化する一方で、アスベスト吸引が原因の悪性中皮種で亡くなる方は年々増加傾向をたどっています。使用することは禁止されたものの、建築物などに残されたままのアスベストは多く、劣化等によるさらなる被害が懸念されます。除去等の対策を早急にすることが重要課題となっております。アスベストの繊維は極めて細いため、除去等の作業においては所要の措置を行わないと石綿が飛散して人が吸入してしまうおそれがあります。
アスベスト使用建物の解体
通常人体に呼吸として吸い込む場合、肺に到達するまでに鼻腔、咽頭、気道などで異物は遮られるのですが、アスベストの場合、肺に到達してしまうほどの細かい繊維なのです。弊社では作業環境はもちろんのこと、飛散性・非飛散性アスベストに関わらず、周辺環境に配慮し、豊富な知識と経験・機械設備を用いて万全の施工をしています。施工現場の近隣住民の皆様などにはアスベスト除去中であることと、安全第一で行うことを事前にご説明させていただきます。

また現場は養生シートで覆い、現場内を負圧にし、アスベスト繊維の飛散をあらかじめ防止いたします。作業にあたる作業員は防護服でアスベストを吸い込まないようにしっかり装備をしております。そして吹付けの薬品でアスベストを固めます。実際のアスベスト除去作業は人の手で確認をしながら念入りに行います。アスベストを全て除去したことを確認しましたら、仕上げ作業に入ります。取り除いたアスベストは弊社にて安全に処理いたします。
※特別管理産業廃棄物管理責任者6名常駐





